Tabitha様からのディズニー・クルーズ体験記です。感動の『ゴールデンミッキー』のショーから得た魔法の力でこれからもますますお元気で。次回の7泊クルーズももうすぐのご乗船ですね。感動のおみやげ話のご投稿ありがとうございます。 ミッキーネット


昨年4月19日。5月のディズニー・クルーズの出発日まで1ヶ月を切る春の日、私は不安な気持ちを抱えながら病院で検査の結果を待っていました。そして、そんな私に対してドクターの口から出たのは、最悪の言葉でした。私の体は癌に蝕まれていたのです。「すぐにでも手術を」という家族の言葉を振り切り、私は予約済みの5月のディズニークルーズを決行することにしました。しかし、私の心の中では人生最後の旅行になるかもしれない、という気持ちもありました。そして、帰国後すぐの手術を決め、重い心を抱えたまま私はアメリカに飛んだのでした。

クルーズ出航の日、空は青く晴れていました。ファミリー・ネームを呼ばれドリーム号に初乗船。デッキではにぎやかな出航パーティー。それでもまだ私の心は晴れません。暗い気持ちで、夢にまで見たドリーム号のクルーズを過ごしたくはない。一緒の夫にも悪い。そう思っても、病気のことが頭を離れません。乗船を喜ぶ夫に対しても、作り笑顔の私でした。

そんな気持ちを抱えたまま、初日のショー<ゴールデン・ミッキー>を観に行きました。そんなに期待しないで観たショーでしたが、感動の一言でした!素晴らしいショーに心から感動しました。私は重い気持ちを捨て去り、顔を上げて船内を歩けるようになりました。そしてそこにはめくるめくディズニーの夢の世界がありました。華やかなディズニー・ドリーム号。生き生きと働くキャスト。 笑顔 いっぱいのゲスト。魔法の国から来たキャラクター。
そうして私は、一気にディズニーの魔法にかかっていったのです。一旦かかると魔法の力は強いです。もう作り笑顔の私はいません。いたのは、心からクルーズを楽しむ私でした。

クルーズ中は、爽やかなお天気の毎日でした。キャスタ・ウェイ・ケイでも、お天気に恵まれ、真っ白な砂浜できれいな貝殻を拾って手術のお守りにしました。少し疲れやすくなっていた私に とって、時間がある程度自由になるクルーズは最高に快適な旅でした。私の気持ちを持ち上げてくれたのは、魔法だけではありません。変わりなく優しく接してくれる夫、私の拙い英語を必死に理解してくれようとするテーブルメイト、明るいキャスト、そしてお茶目なキャラクターでした。アメリカ西海岸から来たテーブルメイトたちには、私の病気のこと、帰国したら手術を受けることを話しました。二人とも一生懸命私を励ましてくれました。

ディズニークルーズで過ごした5日間は、私の人生で最高の日々でした。そして、手術に立ち向かって行く勇気をくれました。こうして、私の夢のような初ディズニークルーズが終わりました。 帰国して5日後の手術当日には、病気のことを話していたアメリカ西海岸のテーブルメイトから、手術の成功を祈っているというメールが届きました。とても温かい気持ちになれました。

実際に手術は成功し、術後すぐの私の第一声は「次は7泊行けるよ」でした。発見が早かったために転移もなく最低限のダメージで済み、術後4日で退院しました。今は、発病前より元気な日々です。術後の第一声の予告通り、今年5月のファンタジー号7泊のディズニークルーズを何より楽しみに過ごしています。ディズニークルーズは、夢と魔法の世界です。魔法はまだ続いています。私は、ディズニークルーズに人生を楽しむことを教えられたのでした。Tabitha